運命の恋



――――――


その日から、少しずつだがロアは食事をとるようになった。



もうこれ以上、私を思ってくれる人達を悲しませる事はできない…



ロアの周りの人たちの心から、【アラン】という人物が薄れ初めていた頃…突然それは城に届けられた。



そして、それを見たアルヴィンは言葉を失った。



「これは…」



なぜ今更それが届けられたのか…



しかし…今これを無かった事にしてしまえば…



アルヴィンはゆっくりとそれに手を伸ばした。



しかし、伸ばされたその手をぎゅっと握りしめると、セルマを呼ぶように指示した。



「この思い、届けないわけにはいかない…な」



ポツリとそう、アルヴィンは呟いたのだった。