―――――― やっとあなたに近づき始めていた気がしていたのに… 運命とは…なんて非情なのだろう。 運命とは…なんて残酷なのだろう。 掴みかけていたその腕が…一気にするりと抜けていった… いや…もともと、掴みかけてすらいなかったのかもしれない… でも… もし今ただひとつ、たったひとつでいいから願いを聞き入れてもらえるなら… 神様… 俺は…… あなたの幸せを願わずにはいられない… ―――――― 第七章 告げられた真実