―――――― もしも…もしも私がなんの運命も背負わず生まれてきていたら…… そしたら… 私の世界は変わっていたのかな? ううん…… きっと、そんな事はないんだよね… だってやっぱり運命って… 変える事はできないものだから。 今さらそんな事を望んでも… もう…………… 叶わない… ―――――― 第一章 予言の姫