本当は分かっていた。 星矢が私の事を妹という存在でしか見ていないことなど。 でも『姫華が好き』星矢がそう言ってくれた時、僅かな希望の光が差し込んだのは事実で。 でもその僅かな光さえ失い、ガラスでできているかのように脆い私の心は粉々に割れ無残に散った。