そして全身を愛撫され疲れきっていると星矢は耳元でそっと囁いた。


「本当に覚悟できてるのか?もう、後戻りはできないから」


大丈夫。


絶対に後悔しない。


ずっと星矢が好きだった。

でも目の前には越えられない高い壁があって。


その壁をようやく乗り越えられるんだ。


それがいけないことであったとしても。


「覚悟出来てるよ」


ギュッと目を瞑りながら頷くと星矢はそっと私の頭を撫でた。