…嗚呼、神よ。


神谷夏生は遂に堪忍袋の緒が切れてしまいました。この微妙な空気何とかしてください。ああああ言っちゃったよ。


「おっつかれー!」


…多分、神様だった。
丁度良いところに、啓次を遣わしてくれたのは。


「……げ、田宮さん、お疲れ様です」
生徒会室に居たのがあたしだけだと思ったのか、田宮諒を見た瞬間に啓次はバツが悪そうに挨拶した。