「入っていいかな?」
「どうぞ。」
オジサマは部屋に入ると、未希が横になってたベッドに座った。
「私を怪しい人間だと思っているだろうから、証拠を持ってきたよ。」
そう言ってオジサマは2つの筒を私に手渡した。まるで卒業証書が入っているような・・・
「これなんですか?」
「まぁ開いてみなさい。」
私は筒の1つを未希に渡し、手元に残ったほうを開けた。中から巻物が出てきた。素材がかなり立派なものだった。
「開いていい?」
「もちろん」
私は巻物の紐をほどき少しずつ開いた。そこには就職活動もろくにしていない学生の私でもわかる大手企業の名前がずらーっと記載してあった。
「会社名の下に株数が書いてあるだろ?それは私が個人で所有しているものだ。これは目録だよ。」
「個人で?おじさんお金持ちなの?何やってる人なの?」
「私は××グループの会長だ。」
「え〜!?ホント〜?」
「うそでしょ?」
私たちは驚きというかは半笑い状態だった。会長が夜中に付き人もなく新宿の酔っ払った若者達がたむろする場所に登場する?それに身なりも普通のおじさんって感じだし・・・私は未希と目を合わせた。多分未希も同じことを考えていただろう。ところが未希は意外なことを口にした。
「どうぞ。」
オジサマは部屋に入ると、未希が横になってたベッドに座った。
「私を怪しい人間だと思っているだろうから、証拠を持ってきたよ。」
そう言ってオジサマは2つの筒を私に手渡した。まるで卒業証書が入っているような・・・
「これなんですか?」
「まぁ開いてみなさい。」
私は筒の1つを未希に渡し、手元に残ったほうを開けた。中から巻物が出てきた。素材がかなり立派なものだった。
「開いていい?」
「もちろん」
私は巻物の紐をほどき少しずつ開いた。そこには就職活動もろくにしていない学生の私でもわかる大手企業の名前がずらーっと記載してあった。
「会社名の下に株数が書いてあるだろ?それは私が個人で所有しているものだ。これは目録だよ。」
「個人で?おじさんお金持ちなの?何やってる人なの?」
「私は××グループの会長だ。」
「え〜!?ホント〜?」
「うそでしょ?」
私たちは驚きというかは半笑い状態だった。会長が夜中に付き人もなく新宿の酔っ払った若者達がたむろする場所に登場する?それに身なりも普通のおじさんって感じだし・・・私は未希と目を合わせた。多分未希も同じことを考えていただろう。ところが未希は意外なことを口にした。


