旅行前日、マナブは私の家に泊まりにきた。私はここ何週間か残業続きだったので、旅行スケジュールはマナブにまかせっきりにしていた。けれど前日になっても予定がたっていなかったことにイラっとしてしまい私たちは喧嘩をしてしまった。結局朝が早いからと何も決めずに寝てしまった。
当日の朝は、飛行機が早朝便だったため始発の電車で羽田空港へ向かった。朝も早いし、昨夜の喧嘩もあって移動中私たちは無言だった。
「今日の予定くらい決めようよ。」
搭乗待ちしている時間に、マナブから話かけられた。
「マナブにまかせるよ。」
私はまだふてくされていた。
「なんだよ。後からここ行きたかったって言われても知らないよ!」
私の態度が悪いのはわかっている。でも、マナブは自分でスケジュール立てると言ったわけだし、行動力ある人が好きな私はぐいぐい引っ張ってく感じじゃない彼の一面にテンションが下がっていた。結局、飛行機の中でも私はふて寝をしてしまった。
関西国際空港についても行き先の決まってない私たちは、荷物を受け取った後、空港内のベンチにとりあえず座った。
「美鈴、どうするの?というかどうしたいの?」
「マナブの好きにすれば。旅行で大阪選んだのもマナブだし。」
「じゃあ、レンタカー借りてくるよ!」
マナブはちょっと怒り気味だった。
「どこに行くか決めて言ってるの?」
「とりあえずどこに行くにも車は必要だろ。」
当日の朝は、飛行機が早朝便だったため始発の電車で羽田空港へ向かった。朝も早いし、昨夜の喧嘩もあって移動中私たちは無言だった。
「今日の予定くらい決めようよ。」
搭乗待ちしている時間に、マナブから話かけられた。
「マナブにまかせるよ。」
私はまだふてくされていた。
「なんだよ。後からここ行きたかったって言われても知らないよ!」
私の態度が悪いのはわかっている。でも、マナブは自分でスケジュール立てると言ったわけだし、行動力ある人が好きな私はぐいぐい引っ張ってく感じじゃない彼の一面にテンションが下がっていた。結局、飛行機の中でも私はふて寝をしてしまった。
関西国際空港についても行き先の決まってない私たちは、荷物を受け取った後、空港内のベンチにとりあえず座った。
「美鈴、どうするの?というかどうしたいの?」
「マナブの好きにすれば。旅行で大阪選んだのもマナブだし。」
「じゃあ、レンタカー借りてくるよ!」
マナブはちょっと怒り気味だった。
「どこに行くか決めて言ってるの?」
「とりあえずどこに行くにも車は必要だろ。」