私に目的なんてなかった。お金に困ってるわけでもないし、彼だっているし・・・
「何か目的があってあそこに登録したんだよね?それを聞かせてほしいんだ。」
私はない目的をどう話せばよいのか困って黙っていた。
「話しずらいのかな?遠慮しなくていいんだよ。僕のこと若くて頼りないように見えてるのかもしれないけど、たぶん梨香ちゃんの望みは叶えてあげれるよ。」
目的はなくても、ずるいけど貰えるものは貰っておきたい。どのレベルのお願いごとを聞いてくれるのか、その代償は何なのか、それをどうやって聞き出せばよいのか考えていた。
「じゃ具体的に僕から言うね。僕は今後も梨香ちゃんとお付き合いしたいと思ってる。だから月に何度会えってもらえるのか、それにはいくら必要なのか言ってほしい。好きな額を言ってくれていいんだよ。」
私は、彼の左手の指輪が気になっていた。家族がいたとして、広告代理店の給与で私にいくら費やせる?たいした額じゃないはず。でも自信ある言い方は、副収入、あるいは資産家か株をやってるか・・・。結局私は額を提示できなかった。
「僕のこと嫌なのかな?」
「そうじゃないんです。」
彼はワインをくいっと飲んで、手を私の椅子の背におき顔を近づけてきた。
「何か目的があってあそこに登録したんだよね?それを聞かせてほしいんだ。」
私はない目的をどう話せばよいのか困って黙っていた。
「話しずらいのかな?遠慮しなくていいんだよ。僕のこと若くて頼りないように見えてるのかもしれないけど、たぶん梨香ちゃんの望みは叶えてあげれるよ。」
目的はなくても、ずるいけど貰えるものは貰っておきたい。どのレベルのお願いごとを聞いてくれるのか、その代償は何なのか、それをどうやって聞き出せばよいのか考えていた。
「じゃ具体的に僕から言うね。僕は今後も梨香ちゃんとお付き合いしたいと思ってる。だから月に何度会えってもらえるのか、それにはいくら必要なのか言ってほしい。好きな額を言ってくれていいんだよ。」
私は、彼の左手の指輪が気になっていた。家族がいたとして、広告代理店の給与で私にいくら費やせる?たいした額じゃないはず。でも自信ある言い方は、副収入、あるいは資産家か株をやってるか・・・。結局私は額を提示できなかった。
「僕のこと嫌なのかな?」
「そうじゃないんです。」
彼はワインをくいっと飲んで、手を私の椅子の背におき顔を近づけてきた。


