「美鈴はもう昔のクラブのお客と連絡はとってないの?」
「誰ともつながってないですよ〜。」
「あら、そう。つまらないわね。私ももうホステスをするつもりはないんだけど・・・」
そう言って紀香さんが持ってきた本は高収入アルバイト雑誌だった。
「美鈴、これ一緒に登録に行かない?」
「なんですか〜?」
「赤坂のデートクラブみたいなものよ。電話して聞いてみたんだけど、希望しなければ登録時に写真とられないし名前も偽名でいいって。お客の質は銀座だけあっていいらしいの。会費が高いから。」
私の中の悪魔が、また裏の世界へ続く道に案内しようとしている。度胸などない癖に、でも興味惹かれ紀香さんと一緒に登録することにした。私の悪い癖だった。
週末、私たちは銀座7丁目のビルの一室にあるクラブに登録に行った。年齢確認が必要だったので免許証を掲示したが、登録用紙には偽名を記載した。写真がないとなかなか指名が入りずらいとのことで、すごく迷ったけど、紀香さんがおじさまたちからみればみんな似たような顔で誰だかわからないわよと言うので、事前に用意しておいた写真を提出した。
「では今後の連絡はすべてこの携帯番号から渡辺という名前でかけますのでメモしておいて下さい。登録は以上です。」
固定電話がないなんて怪しい商売でもしてるんだろうか?その番号をメモして私たちは帰った。
「誰ともつながってないですよ〜。」
「あら、そう。つまらないわね。私ももうホステスをするつもりはないんだけど・・・」
そう言って紀香さんが持ってきた本は高収入アルバイト雑誌だった。
「美鈴、これ一緒に登録に行かない?」
「なんですか〜?」
「赤坂のデートクラブみたいなものよ。電話して聞いてみたんだけど、希望しなければ登録時に写真とられないし名前も偽名でいいって。お客の質は銀座だけあっていいらしいの。会費が高いから。」
私の中の悪魔が、また裏の世界へ続く道に案内しようとしている。度胸などない癖に、でも興味惹かれ紀香さんと一緒に登録することにした。私の悪い癖だった。
週末、私たちは銀座7丁目のビルの一室にあるクラブに登録に行った。年齢確認が必要だったので免許証を掲示したが、登録用紙には偽名を記載した。写真がないとなかなか指名が入りずらいとのことで、すごく迷ったけど、紀香さんがおじさまたちからみればみんな似たような顔で誰だかわからないわよと言うので、事前に用意しておいた写真を提出した。
「では今後の連絡はすべてこの携帯番号から渡辺という名前でかけますのでメモしておいて下さい。登録は以上です。」
固定電話がないなんて怪しい商売でもしてるんだろうか?その番号をメモして私たちは帰った。


