「……断る」 「どうして?彼女とは暮らしてないんでしょ?だったら…」 「今は暮らしてないだけだ。朱里以外の女を部屋に入れたくねぇからな」 「もう〜。彼女の事ばっかり。まあ別にいいんだけど…」 「…悪いな」 「でも……私…どんな形であろうと、慎矢が傍に居てくれるならそれでいい」 「……そうか」 百合は…家族が居ないせいもあって俺に執着してんだな…。