「早苗……なんかごめんね。」 散々泣いた私は早苗の家の門で言った。 目がパンパンに腫れてしまった。 「ん、また何かあったら言ってね。」 「ありがとう。……じゃあ、おじゃましました。」 ありがとう早苗。 早苗にはホントに感謝しなきゃね。 最高の親友だよ。 「バイバーイ!」 早苗は手をぶんぶんと大きく振って叫んだ。 私も早苗に負けないくらい大きく振り返した。 「バイバーイ!」 曲がり角までお互い、手を振り続けた。