クロスロードラヴァーズ




(聖河が……自殺未遂?嘘でしょ……。なんで……?)


彼女の脳内で、そんな疑問がぐるぐる巡った。



「ど……うして、そんなこと……をしたのよ、聖河……?」


「……。」


「答えてよ、聖河!」


「……。」


聖河はしばらく沈黙を守っていたが、やがて重々しい口調で話し始めた。



「……自分という存在に、ほとほと愛想が尽きたからだ。他人を苦しませることしかできない……そんな存在である自分に。」


「聖河……どうして急にそんな風に思ったわけ……?会わなかったこの数日の間に何があったの……?」


梓の質問に、聖河は迷いと憂いが浮かんだ顔をゆっくりと上げて梓を見た。