『…ったく、回復魔法よりも攻撃魔法のが良いのにな…』


ソフィアは頬っぺたを膨らまして拗ねた。


『そうだ!!自習しといてって言ってたし…攻撃魔法の自習をしようっと♪』


ソフィアの悪知恵が働いた。


『どの本に究極攻撃魔法が載ってるんだろう…』


ソフィアはたくさん並んだ本の中から、色々と探した。


すると積まれた本の山に腕が当たり、本たちがドカドカとソフィアの頭の上に落ちて来た。


『いってぇ〜!!』


ソフィアは目から涙を零し、頭を押さえ痛がった。


『本ばっかりありすぎなんだよ…うん?』


ソフィアは落ちて来た本の中から埃まみれの黒い本を見つけた。