「おはよ、光樹。」 そう言って階段から降りてきた君は俺の好きな人、兼幼馴染みの菜美。 「おはよ、菜美。まだ眠そうだね。」 起きたての菜美は、まだかなり眠そう。 そんなパジャマ姿の菜美を見れる男は俺だけ。 幼馴染みだけの特権だ。 だけど俺は最近、そんな特権なんかで安心してられないんだ。 普段は平気なフリしてるけど、内心、すごく焦ってる…。