【唯我独尊カレシ。】俺様*オマエ*まるかじりッ



丁度友人が、邪魔にならないようにと、からだをずらしたところだった。


そのおかげで何があったのかが見えやすくなり、私の席の前の子が登校してきたのだとわかった。


友人は私と前の子の席の間に立っていたから、どうやら座れないために注意をされたらしい。


椅子を無理矢理引いて音をたてながら言葉を呟いてきたのが、私たちの耳に入ったというわけだ。


その注意をうけた友人がひどく驚いたようなのは、仕方のないことだと思う。

私もとても驚いた。


なぜならそのひとは、ここ何週間もずっと、登校してきてなかったから。


前回その席に座っているのを見たのは、ひとつ前の季節だったんじゃないかというくらい、最後に見た日をきちんと思い出すことは困難で。


しかもどうやら病気やケガとかそういうもので休んでいたのではなく、否、ケガで休んではいたのだが、

そのケガの原因がどうやらケンカか何かだというので、担任が弱り果てたような顔で欠席を扱っていたのだった。


そんな理由で休んでたクラスメイトが突然登校したので、どう謝りどう接したらいいのかと、友人は明らかに動揺していた。