こ、このひとは本当に秋月会長だろうか……
実は別人がなりすましてたりするんじゃ……
まじまじと、背中に穴が開きそうなほど見つめてしまう。
だって、無愛想を固めに固めてヒトガタにしたような、秋月会長が!
『一緒に帰るぞ』というニュアンスの事を言ったばかりか、
あろうことか『生徒会室で待ってろ』と言うなんて。
「雪……いやミゾレ……いやヒョウ……いやいやもっと凄いやつ……ジャガーとか降りそう……」
「何ブツブツ言ってんだ」
私が不審な言動をしてしまったが為に、思わず振り返ってしまったのであろう、秋月会長の顔は。
「あれ……どうしたんですか。顔赤いですよ」
呆れ顔だけど、耳まで真っ赤。
「……ウゼェ」
私の問い掛けには答えず、
隠すように顔に手をあててそらした。



