「ってか、俺は委員長だからって最初から多目に組まれてるだろ。
そもそもアレがおかしいんだっつーの」
あまりにもナツキに余裕がありすぎて、先生がもうそれはそれは真っ赤な顔をしてても、
怒られてる悲壮感みたいなものは全然なくて、
先生には申し訳ないけど、温度差が漫才みたいで、吹き出してしまいそう。
しかし先生もあまりにカッカしすぎて逆に血が下がったのか、
少し間を置いて、クールダウンしてから口を開いた。
「本来なら毎日出るべきと考えてたんだが、抑え目にしてやったのをアダで返すと、そういう訳だな。
よし、じゃあ夏木には今日から特別に、一人で帰りの挨拶もやって貰おう」
「うげっ」
さすが生徒を説教慣れしているだけある。
どこがナツキのウィークポイントか、わかってるみたいだ。
勿論帰りの挨拶なんて、今までやったことは一度もない。



