「だから〜
ノンとアイと一緒だってば!」

「地元のファミレス」

なぜかクミは
ケンに状況を説明している。


「うん。わかった」

電話を終わらせたのを確認してから

「ケンから?」

とノンは聞いた。


「今ね近くで友達と遊んでたんだけど
する事がなくなったから来るって言ってた」

クミは呆れた顔をしている。


「ケンに会うの久々だから楽しみ」

気をつかったのか
アイがフォローした。


「ごめんね!
来てもすぐ追い返すからさ」

クミは顔の前で手を合わせた。


「ケンの友達も一緒に来るの?」

心配そうにきいたのは
ノンだった。


「2人いるみたい」

「人見知りノンちゃんが出ちゃう?」

アイは少し冷やかすように言った。


「別に平気だよ!
それよりも、もしイイ人いたら
アイの彼氏候補にしようよ」

お返しに
ノンも冷やかすように
アイに言った。