2人並んで食事するなんてなんとも奇妙だ。



運ばれてきた食事はとてもおいしかったけどまるでホテルのケータリングのようだった。



…この人は謎が多すぎる。



この青い目の男の正体すら解明されていないのに今度は謎の長髪男だ。


謎は一つにしてほしい。


あたしが落ち着いてご飯を食べていること自体謎。



「ねぇあなたあたしにどうしてほしいの?」



この人に質問してまともな返事が返ってこない事はわかるけど、それでも質問せずにはいられなかった。



「一緒に眠ってほしい。」



ほらやっぱり。理解しがたい言葉が帰ってきたが、もうそんな事すら考えられなかった。



青い目の男は真っ直ぐにあたしの目を見据えてきた。