目が覚めると辺りは明るい。
朝か…。
俺が起きた時ちょうど、暁も起きたみたいだ。
ねみぃ……。
………………って
「……まてよ!今日って金曜日だよな!?」
目が合ってハッとした2人は、布団を投げ捨てて勢いよく起き上がった。
『「学校っ!!!!!」』
「シ、シャワー入んねーと!」
「私もだから急いでっ!痛っ…壱生のバカ!」
「誘った暁が悪い!」
こんなケンカをしながら2人して慌てて準備をした。
なんとか間に合ったが、調子に乗りすぎた。
先生が遅刻なんてありえない。
「よし!行くかっ!」
ネクタイをキュと締めた。