私は正直に春人に話しました。

本当は大好きな事。

別れる事も自己満足なのかもしれない事。

もっと私に優しさがあったら。

アナタに愛の言葉を言えてたら。

もっと相応しい女の人がアナタには現れるよ。

私じゃ春人を幸せに出来ない。。。

自分勝手な言い分だよね。

春人は口出ししないで私の話を聞いてくれた。

今の春人には私はどう映ってますか?

自分の本音をちゃんと春人に話したのって今日が初めてだと思います。

私の言葉を聞かなくても、私の事を分かってしまう春人。

春人の言葉を聞いても分からない振りをする私。

釣り合っていましたか?

今まで本当にありがとう。

「お前の気持ちは分かったよ。もう後悔しないんだろ?」

「うん。ありがとう・・・。」

「別れても友達としては付き合ってくれるよな?」

「友達に戻れるの?」

友達としてまた笑顔を交わせる?

笑い合える?

笑い合いたい!

恋愛感情が無くなっても春人と過ごした時間は無くならない。

未練がましい?

でも、春人を忘れるんじゃない。

思い出にするんだ!

「友達なら問題ないでしょ?」

「うん!」

春人に出会って14年。

付き合って2年半。

10年前に2年間。

今回の半年。

空白の10年間。この半年で埋めれたと思ってるよ!

私の大好きだった人。

「最後に、春人に触れてもいい?」

アナタに触れるのはこれが本当に最後です。

自分からkissなんか今まで出来なかったけど、これがアナタにあげる最後の愛情です。

私はアナタから沢山の愛情を貰いました。

私は返せたでしょうか?

春人の手を繋いだ。

この手に何度守られた事でしょう。

私の手よりはるかに大きくてゴツゴツした手。

春人をキツク抱きしめる。

アナタの匂い。

この胸の中で何度安らげただろう。。。

春人は私の頭を撫でてくれた。

私はいつだってアナタに守られてました。

女として私を愛してくれてました。

最後にもう一度だけkissをして別れました。

さようなら。私の愛しい人。。。