私にはどれだけ体が傷ついても、心が傷ついても。

傍に居てくれる仲間が居る。

友達は多いほうじゃないけど。

皆大切な仲間。

私のピンチに必ず駆けつけてくれる春人。

遠くからだけど私を見守り危険な時は助けに来てくれたタケル。

まぁ。タケルとは結構ゴチャゴチャあったけど。

族の頃から結構感謝してんだぜ!!

タケルが居なかったら今の私はもしかしたら居なかったかもしれない。

あの日。大樹の元へ喧嘩売りに行った日。

タケルが駆けつけてくれなかったらマジでアイツに殺されてたよ。

夏花や聖香、美波。

心が病んでる時はいつだって私の話を「うんうん」聞いてくれたね。

いつだってアンタ等の前じゃ素直に何でも話せたよ。

いつも私を信じてくれてありがとう。

たくさん迷惑掛けたね。

みんなゴメンネ。













「春人。ごめんね。心配かけて・・・。不安にさせて・・・もう。無茶しないから・・・」

私の肩には春人の涙が流れてる。

温かく、冷たく。

雫は腕や背中に流れる。

誰だって人が傷ついてる姿を見たくない。

それが自分の愛しい人なら余計だ。。。

「春人?泣いてるの?」

「泣いてない。最近風邪気味なの」

「アハ。本当に?」

私は春人の腕を解き、両手で春人の頬を包む。

「涙。溢れてるよ。こんなんで泣くなんてダサ!!」

「うるさい!」

春人とキスすると血の味がした。。。

口切れてたみたい。