「もし・・・。うちが死んじゃったら春人はどうする?」

「吹雪は死なないよ。俺が傍にいれば死なない」

「自信満々だね・・・」

「あたりまえじゃん」

私は春人の首に両腕を絡ませ

春人を抱きしめた。

「随分、今日は大胆だね」

春人からほのかに香る香水の香り。

安心する香り。

私が勢いよく投げ飛ばしても勢いは変わらず戻ってくる。

途中で落ちる事無く。

まるでフリスビーのように。。。

遠くまで投げても。

投げても。。。




「大胆な女は嫌いだっけ?」

「イヤ。素直で嬉しいよ」

春人にキスすると煙草の味がした。

ほろ苦い煙草の。。。