「しゃらくせ~~~!!やってやれっかっての!」

「いいから。早く、車に乗りなさいよ!」

「あー。もう。分かってるよ!」

バタン

お父さんが運転で私は病院に向かう。

「持ち物ちゃんと確認したの?」

「したよ。」

お母さんは何度も同じ事を確認する。

私は何回、母の前で荷物を広げた事か。。。

たった。1泊2日の検査入院。

ってか、検査で入院させんなよ!

「そう言えば、辰巳おじさんいるでしょ?」

「うん・・・」

確か、お父さんのお母さんの兄弟だったよな。。。

「吹雪と同じ病気で前に手術したんだって!今は元気で生活してるよ」

「ふ~ん。そうなんだ・・・」

お母さんは、私に安心してもらいたいのかな?

「吹雪。お前はまだ若いんだ。これぐらいでくたばる様な子じゃないだろ!今の事より先の人生を考えろ。先はまだ、長いんだからな」

お父さん。

分かってるよ。

。。。

。。。

「え?2時間も点滴してんの?ありえない・・・」

10時に病院に着いて、12時30分から検査。

それまで寝てろと?

辛いわ~~。

その間両親は待合室で待機。

時々、様子見に私の所に顔出したりしたけど。

何も出来ないでいる2時間って凄く長い。。。

。。。

「鈴原さん。そろそろ検査室に移動しましょうか」

やっとか。

私は点滴を引きずりながら両親のいる待合室を看護婦さんと一緒に歩いた。

・・・。

今の私。凄くダサイ。。。

もろ。病人です!って格好だし。