「マサ。どうした?」

「よう!伸也。久し振り」

私は片手を上げて伸也に挨拶したw

「げ!!!マジかよ!!」

失礼な挨拶の仕方だな!

「伸也?誰?」

伸也の顔を覗き込みながら聞く女。

お前こそ誰だよ!!

って内心突っ込みしつつ。。。

私は女に近づいて、特攻服をマジマジと見た。

「モロ、うち等のやんけ!コレ!!」

間違いなく私達が着てたのと同じ。

「ねーやん・・・。コレは・・・」

伸也は私を「ねーやん」と呼びますw

「伸也。春人から何も聞いてないのかよ!」

「いや・・・。ちゃんと聞いてます。すいません」

「ちょっと!伸也。コイツ誰??」

おい!女。目上の人に「コイツ」かよ!

「ちょ!ユカリ。お前、しゃべるな!お前、ボコられっと!!」

「はぁ?意味分かんないだけど。」

ε-(o´_`o)ハァ・・

なんで、「胡蝶蘭」の特攻服を着てるのか理由を聞きたいんですよ!

「ユカリ。ねーやんは元胡蝶蘭の2代目だったんだ・・・」

「は~??コイツが?」

。。。

「ユカリちゃん。言葉使い悪いね!目上の人にはちゃんと敬語で話そうね!」

本当は、胸元掴んで一喝したかったけど我慢しましたw

「マジですいませんでした!!!」

伸也は深く頭を下げて私に謝ってきた。

「伸也。謝るのは後。理由聞かせろ!」

「はい・・・」

「胡蝶蘭」の特攻服はやっぱり昔の物だった。

でも、誰から貰ったのかは伸也は口をわらなかった。

そして、もう1度「胡蝶蘭」を復活させたいと。

私自身、もう「胡蝶蘭」に固執する必要も無い。