「ごめん。。。タケルは無理だわ。友達以上に見れない。これからもタケルは友達だよ」

「俺さ。昔、春人とお前が付き合ってる時からお前の事好きなんだわ。相手が春人だったから手を出せなかったけど。今回もまた、春人と付き合い始めて、昔みたいに皆でつるんでお前と居る時間が増えて、もっとお前が好きになったしお前が欲しくなった。俺じゃダメなの?」

ダメです!

タケルは無理です。

だって。。。

タケルにこんな事言われてても、私は優真の事を考えてました。

抱きしめられてるのが優真だったらどんなに良かっただろう。

キスするよって言ったのが優真だったらどんなに嬉しかっただろう。

「タケル。ごめ///////」

最後まで人の話を聞いて下さい。。。

話を聞かないでいきなりキスしてくるタケル。

振りほどこうにも力が違い過ぎた。

結構、力自慢なんだけど私。

男ってこんなに力あるの?

自分の手が自由になってるのに気付いて私はタケルの腹に思いっきり拳を入れた。

「う”ぁ~」

「殴ったのはごめん。でも一応正当防衛ね。悪いけど、タケルは無理!ごめんね」

私はそう言って、急いでその場から逃げました。

タケルが動けないうちに。。。

家まで走り続けようと思って走ったけど、無理。

涙で視界は悪いし。

前見ないで走ってたら電柱に突っ込んでるし。。。

頭痛いし、たんこぶ出来てるし。。。

もうグチャグチャだよ。。。

タケルが昔私の事好きだったのは春人から聞いて分かってたけど、まさか今、告白されるなんて思いもしなかった。

しばらくタケルの店に顔を出すのはやめよう。。。