恐怖心で私の目からは涙が溢れてた。

ってか、ココに居てもタケル来ないし。。。

取り合えず校門に向かおう。。。

私が腰を上げようとすると、後ろの方から誰かが来る!!

マジ怖い。怖い。怖い。

「吹雪・・・。」

「へ・・・?」

タケル。。。

「お前!何やってたんだよ!」

「ごめん。ごめん!ちょっと脅かそうかなって。」

本当はタケルだって分かって一発ぶん殴ろうって思ったけど。

逆にタケルが居た事に安心して泣いてしまった。。。

「タケルのバカ~~~」

コイツの前で泣くなんて一生の不覚だ。。。

「ごめん。吹雪!」

そう言って、私の腕を掴んで起き上がらせようとするタケル。

私は起こされてタケルを見上げた。

「上目遣いで俺を見るなよ!」

「は?」

上目遣いって。。。

ってか、普段こんなに近くでタケルの事見ないし。

いつも座ってるか、目線同じだったから変な感じ。。。

「ヤバイ。お前可愛過ぎ」

そう言ってタケルは私を抱きしめました。。。

「ちょ!ちょっと!離してよ!!」

タケルオカシイよ。。。

「やだ。離したら俺、お前にキスするよ」

「え。それもやだし、これもやだ!」

私が浴衣着てるから?

ちょっとは可愛く見えたとか?

タケルが分かんない。。。

「吹雪・・・。俺と付き合えよ。」

「はぁ???意味分かんない」

タケルと男と女の関係になれと?

無理だって!!

だって今、全然ときめいてないもん。。。