自分が本当に恋してるって気付くまでそんなに時間かからなかった。

私はコンビニでバイトしてるけど、たまに旅館でもバイトしてる。

今が夏休みとあって週末は旅館のバイトに行ってたっけ。

忙しい日でその日は家に帰って来れなくて旅館の空き室で1日過ごす事になってさ。

もちろんパソコンが無いから優真とも話せない。

仕事が終わって疲れきってても優真の事考えてたっけ。

今、何してるかな?

もう寝てるかな?

私が居なくて寂しがってるかな?とか。

携帯を開いてボーとしてて、やっぱりメアド交換してれば良かった!とか。

優真と同じ時間を共有出来なくて不安になったりしたっけ。

旅館のバイトから帰ってきてサイトに行ったら優真が居て、会えた事に凄く喜んだっけ。

この瞬間自分が有り得ない恋愛してるって気付いたんだよね。。。

私、優真が好きだ。

文字から伝わる優真の優しさが好き。

文字から伝わる優真の愛情が嬉しい。

たった1日サイトで会えないだけでお互い寂しがったよね。

この日の不安や寂しさのお陰で自分の気持ち解ったっけ。

お互いメールアドレスも交換したよね。

優真はメアドと携帯番号も教えてくれたね。

「いつでも掛けてきていいよ!」

本当は今すぐにでもアナタの声が聞きたかった。

でもね。臆病だから電話掛けられなかったんだ。

声を聞きたいのに聞くのが怖い。

しかも電話なんて無理。。。

だって電話って耳から直接聞こえるでしょ。

耳に当てて聞いて話すからそれはしょうがないんだけど。。。

いきなり優真の声を耳元で聞いたら、自分が壊れそうだった。