「春人・・・。どうしちゃったの?」

春人の顔。無精ヒゲ。

いつもはちゃんと剃って、手入れしてたよね?

私がここまで春人を追い詰めたの?

「ったく。お前等は・・・」

春人はそう言いながら布団から出て、台所からミネラルウォーターのペットボトルを持ってきた。

「コレしか無いけど。」

ペットボトルを手渡しされる私。

「あ。ありがと。今日はごめんね。いきなり来て・・・」

「ああ。どうせタケルだろ!」

タケルは勝手に座り込んで一服してるし。

「俺、お節介だから!」

「ホント、余計なお世話!!」

私、どうすればいい??

「春人。まだコノ曲聴いてたんだね」

「あ。」

気付いた様にコンポの電源を切る春人。

まずかったか?

GReeeeN「キセキ」

付き合ってる時は私達の歌だね!って言って2人で聞いてたっけ。

「わり!俺、電話してくるから!」

そう言って立ち上がり春人の元に寄るタケル。

タケルは春人の肩に手を置いて何やら小声でしゃべってます。

「吹雪。またな!」

「あ。うん。。。」

って、えええええええ!!

私、放置??

春人と何を話せって?

さっさと部屋を出て行くタケル。。。

「ちょっと!タケル~~!!」

「(@^▽^@)ニコッ」

笑顔で玄関を閉められました。。。

。。。

どうしよう。。。

取り合えず、部屋の掃除でもしてあげる?