次の日、私はタケルと春人の部屋を訪れました。

♪ ♫ ♬~~

「何か聞こえない?」

今、春人の部屋の前。

春人の部屋から音楽が聞こえてくる。

部屋に居るのか!

タケルはチャイムも鳴らさずドアを開ける。

鍵開いてるんかい!

「春人~~。居るか~」

ズカズカ入っていくタケル。。。

ってか、ココ春人の部屋??

いつもは綺麗に片付けてあるのに。。。

あ。コノ曲。

GReeeeNの「キセキ」

なんで?

「ちょっと!タケル。先行くなよ!」

慌ててタケルの後を急ぐ私。

え!!

エッ(゚Д゚≡゚Д゚;)マヂ?

部屋はカーテン閉めっぱなし。

床には飲み終わった空き缶にカップ麺のカップ。。。

春人。。。

どうしちゃったの?

私も別れてから自分自身投げやりになってたけどココまでは酷くなかった。

「ん・・・。タケルか?」

随分、か細い声の春人。

「お前、いい加減起きろよ!」

そう言いながらカーテンを開けるタケル。

「いや・・・。もう少し寝るよ」

そう言って春人は布団に潜った。

「春人?起きようよ!」

私は春人のベットに歩み寄り布団を揺すった。

「え?」

潜ったばっかりの布団を顔まで引き下げて目を丸くして私を見る春人。

「タケル~。お前いらん事すんなよ!」

「こうでもしないとお前起きないじゃん!」

いらん事=私ですかw

「吹雪もわざわざ来んなよ!俺、ダサイじゃん」