「何その理由!過去じゃん!!今は普通の女の子でしょ!」

私も、美波と同じ様な事ありました。

上手く行ってると思ってても、どこから聞いてくるのか、私が元族だと知ると別れを切り出す。。。

まぁ。私の場合、変わって無かったからかも。

性格もそうだけど、女らしさの欠片もなかったしw

でも、美波は変わったよ!!

昔の面影がないくらいに女の子だよね。

髪の毛だってロングで巻髪だしw

すごく可愛い。

服装だって、ちゃんとスカート履いて女の子らしい可愛い格好。

今が良ければいいじゃん!

なんで、そんなに男って過去に拘るの??

暴走族。確かに響きは悪いかもしれない。

でも、人間だもん。どこかで間違う事あるでしょ?

私達は他と道がズレちゃっただけで、同じ人間でしょ?

なんでかな~。。。

こういう差別って腹立つ。

「美波!相手の家教えろ!一発入れてやるよ!」

私は頭にきて立ち上がって店を出ようとしたけど、

「リーダー!!もう十分です!」

そう言って私の腕を掴んで阻止する美波。

「何回、同じ目に合ってるんだよ!そんな事で人を判断する奴なんか許せないよ!」

「もう。いいんです・・・。ひっぱたきましたから」

肩を震わせながら言う美波。

「。。。」

なんて言っていいか分からなかった。

「コレがダメなんだと思いますよ。叩いた後のアイツの捨て台詞。だから野蛮人は嫌なんだよ!でした・・・」

野蛮人って。。。ひどくない?

「どれだけ、女らしく振舞っても結局無駄なんですよ。」

なんだか、悲しい現実を目の当たりにした感じ。。。

私自身にも言える事だよね。