雑貨屋の駐車場に着いた。
「行こ?」
「うん」
俺と穂乃ちゃんは車から降りて、手を繋いで店内に入った。
「穂乃ちゃん?何、プレゼントしてくれるの?」
「ん?秘密」
穂乃ちゃんは"フフフ"と笑って、俺を見た。
「ここから別行動ね」
「えっ?何で?」
「教えない」
穂乃ちゃんがクスッと笑う。
「じゃー……30分後にここに集合ね」
「あ、うん……」
穂乃ちゃんは俺の手から離れて、店の奥に行ってしまった。
俺も店の中を見て回る。
あっ!
俺も穂乃ちゃんに何かプレゼントしよ。
鍵につけるキーホルダーがいいかな……。
俺はキーホルダーが売ってあるところに行った。



