「クリスマスプレゼント……何がいい?」
「穂乃ちゃんがくれるなら何でもいいよ」
俺は穂乃ちゃんをチラッと見て微笑んだ。
「欲しいものを言ってくれなきゃわかんないよ~」
「うーん……」
欲しいもの……別に何もないんだけどなぁ……。
うーん……。
「やっぱり……何もないや……」
「えぇ~!じゃー…私が勝手に考えたものでいい?」
「うん……いいけど……」
「国道沿いの雑貨屋へ行ってもらってもいい?」
「いいよ」
穂乃ちゃんが俺にプレゼントしてくれるものって……何だろう?
俺は穂乃ちゃんに言われたように国道沿いの雑貨屋に向かって車を走らせた。



