穂乃ちゃんを膝の上に座らせて、後ろからギュッと抱きしめた。
「今日さぁ……。行きたいとこあるんだけど、付き合ってくれる？」
肩の上に顎を乗っけて言った。
「行きたいとこ？」
「うん」
俺の手に穂乃ちゃんの手が絡んでくる。
「どこ？」
「それは秘密」
「えぇ～！教えて？」
「教えない。着いてからのお楽しみ」
俺は穂乃ちゃんの首筋にキスをした。
「キャッ！」
肩をすくめる穂乃ちゃん。
「咲哉さん……くすぐったいよ」
「穂乃ちゃんが可愛いからキスしたくなっちゃうの」
「……や、やだ～」
穂乃ちゃんが焦りながら言った。
そういうとこも可愛いよ。
