すき。ただ一言



あたしは年上と付き合った事ないから、沙羅の気持ちが分からなかった・・・

でも別れる悲しみなら分かる。



「あ・・・」

沙羅が立ち上った。

沙羅の見つめる先には・・・拓哉さんが居た。

「行ってくる・・」

そう言って小走りで沙羅は拓哉さんの元へと向かった。

沙羅を見た拓哉さんはビックリした顔をしたけど、すぐ通りすぎようとしたのが見えた。

拓哉さんの腕を沙羅が掴んで・・・

少し遠くで沙羅と拓哉さんが言い合いしてる。