このときは何の疑いもしていなかった


前の恋を忘れるには次の恋、何てことばかりを考えていた




「つかさー」


竜也は私の正面に立ち話し始めた


「こーんな人気のない場所にヒョコヒョコと現れてくるなんて」


「え?」


「あんたバカだろ」




うそッ!!!



ザッ


どこに潜んでいたのか、私の周りを数人の男が囲んだ