「先生って、独り暮らしだよね?お母さん達はどこに住んでるの?」 「フランス。」 「えーっ?!」 ナデシコは、驚いて立ち上がった。 「帰国してくる…みたいなこと言ってたけど、俺には関係ない。」 「先生、ちゃんと親に会ってあげてね。両親ともいるんだから。」 「あぁ、お前も会うか?」 「本当に?!やったぁ! ツバキとスイレンも誘っていい?」 崎冬馬は頷くと、小さくため息をはいた。 ……またいろいろ挨拶に回らされるんだろうな……