おはようございます。

私…「中田 葵」っていいます。

なんと!!今日、念願だった高校生活の始まりを告げる入学式があるのです!!

しかも、あの有名私立高校の「白峰学園」です。

金持ち学校、しかもここらでは上位のエリート校。

まぢで夢みたいっです♪


しかぁし!知ってる友達は一人しかおらず、今もその友達をまっているところですが…

一向に来ない!

これじゃあ入学式終わっちゃうよ…。


「葵~!ごめんっ遅れた!!」


「もう~おいていくところだったよ!」

「ごめん!!」


あっこちら唯一のお友達で幼なじみの「大池 美里」です。


美里は幼稚園からの仲で小、中が一緒でした。


オーザッパな私に対して、美里は面倒みが良くて、頼りになるお姉さん的な存在です。


「急ご!まぢで遅れる!!」
私たちは白峰の体育館に急いだ。


式の最中はとてもヒマであくびばかりしていた。


やっと半分が過ぎたくらいだろうか…


隣の男の人の頭が私の肩に当たった。

「きゃっ!ごめんなさい。」

ぼそっと謝っても返事がない。

静かに顔をのぞきこんでみた。


うわっ!!ちょーイケメン!!ってか、この金髪の髪…フワフワ!!


いやいやっそーじゃないだろ私!

また前を向いていると、今度はさっきよりもずっしりと肩に重みを感じた。


完全に隣のイケメンが私の肩に頭を乗っけてる。