黒王子と銀の姫

賞賛の眼差しを向けられても、全く嬉しくない。

もう一度頬に触れられて、背中があわだった。

「どうしたの? きれいな瞳が涙目だ」

さらに怯えた表情になったユーリの頬を両手で挟み、セナが顔を近づけてきた。