俺にはお世辞にも才能があったとは言えない。小学校の頃だって万年9番。そんな自分で満足して、それで良いと思っていた。 『何で練習しねぇの?』 『いや、俺お前と違って才能無いし』 『じゃあ、一生補欠でいれば?』