雪恋〜ゲレンデで恋して〜

「ホント大丈夫?」


心配そうに尋ねてくる愛菜にうん。と頷いた。


「ごめんね愛菜ちゃん。ちょっと借りるわ。」


そう言い、腕を引っ張られる。


「陽人、ちょっと部屋つかう。この時間じゃロビー無理だから。」


そうハルくんに告げ、歩きだす。


「ハルくん、愛菜と一緒に部屋にいていいからね。」


あたしは歩きながら伝え、シンくんに従った。



部屋につき、ソファーに座らされた。


「ちょっと待ってて。」


その一言だけを残し、シンくんは部屋を出ていってしまった。


絶対シンくん怒ってるよね…


あんな強引なシンくん初めてだった。


腕を掴む手も痛いくらい力が入ってた。


こんな訳のわかんない女嫌だよね…


1人でため息をついて、とりあえず、ウェアを脱いだ。


これから何を言われるんだろう。


振られるのかな…


シンくんはどこに行ったんだろう…


そんな事を考えながら、ソファーの上に体育座りをして頭を伏せた。