雪恋〜ゲレンデで恋して〜

しばらく探すと遠目だけど、シンくんらしき人を発見。


少し近づいてみる。




ねぇシンくん…


先輩とナイターじゃなかったの?



そこにいたのは女の人と2人でボードを滑らせているシンくんだった。


あの女の人…あの3人のうちの1人でやたらシンくんに絡んでた人。


なんだ…


あたしバカみたい…


驚かそうなんて思うんじゃなかった。


宿で大人しくしてれば良かったかな。



あたしの目から自然と涙が溢れてたことに気づかなかった…


とりあえずその場から離れた。


フラフラと歩いて…


気づいたらカフェのところまで来ていた。


もちろんカフェは閉まっているから中には入れない。


外に置いてあるベンチに座る。


こっちのコースはナイターで使わないから薄暗いくらいのライトが照らされていて、誰もいない。


いつの間にか涙も止まり、その少し幻想的な、ずっといると吸い込まれそうなゲレンデを見つめた。


何かを考えると涙が出るから、何も考えず、ただぼーっと見つめていた。