そして咲はそのまま家を飛び出した。
飛び出した物の行くあてもない。
咲は一先ずあのコンビニに向かった。




コンビニの端の方に座り咲は涙を流した。




『ねぇ ねぇ こんな夜中に何してるの?』




声をかけてきたのは若い2人の男だった。




咲は怖くて顔もあげれない状態だった。




『ねぇ ねぇ 1人なら俺らとドライブでも行かない?』




そう言い1人の男が咲の肩に触れてきた。




「いや!!」




咲は思い切り手を振り払った。




『アレ~? 泣いてんの~? 彼氏にでも振られた~?』




もう1人の男が言ってきた。




だけど咲は怖くてその場にうずまる事しか出来なかった。




『ドライブ行こうぜ!?』




しつこいくらいに誘って来る2人組。




咲は応える事もなくうずくまり顔を伏せたままだった。




そのうち2人組は諦めたのか帰って行った。