「ごめん…」 まだまだ肌寒く、 パーカーの袖で 手を温める頃。 あたしは もう何度目か わからない 「ごめんね」を 君に降りかけていた。 寒がりなあたしの手は どんなに温めても 冷たくて、 いつでも震えていたけど、 きっとあのときは 君の心の方が 冷たくて、 淋しく凍えていたんだろうね。