それからというもの
新しい南の神様がとても強かったので
北の神様は南の畑から
食べ物を奪えなくなってしまいました
いずれ
北の子供達の食べ物が
足りなくなるときが来るでしょう
北の子供達の
コートも足りなくなるかもしれません
そうなった時の
覚悟があるのは、あの
北の子だけでした
北の神様は言います
「世界中の
幸せの数が限られているのに
どうしてその幸せを人に渡してしまう人が居るだろう」
あの子供は言います
「私は、他人を不幸にすることで
自分の幸せがあった事を知らなかったのです」
あの子供は今日も
仲間のうちで一番寒いコートを着て
みんなが残したご飯を食べました
そして神様に
「こんなにいらないんだ」
と優しく言いました。
北の子供達には
それがどういう意味のある行動なのかわかりませんでした。
気まぐれで真似をする者がいれば
馬鹿にする者も居ました
まだ今日は
ほとんどの北の子供達は暖かいコートを着て
南の神様は自分の子供達を食べていたのです
どうにかして
一番たくさんの人が
一番幸せになれる
その方法を探しながら。
新しい南の神様がとても強かったので
北の神様は南の畑から
食べ物を奪えなくなってしまいました
いずれ
北の子供達の食べ物が
足りなくなるときが来るでしょう
北の子供達の
コートも足りなくなるかもしれません
そうなった時の
覚悟があるのは、あの
北の子だけでした
北の神様は言います
「世界中の
幸せの数が限られているのに
どうしてその幸せを人に渡してしまう人が居るだろう」
あの子供は言います
「私は、他人を不幸にすることで
自分の幸せがあった事を知らなかったのです」
あの子供は今日も
仲間のうちで一番寒いコートを着て
みんなが残したご飯を食べました
そして神様に
「こんなにいらないんだ」
と優しく言いました。
北の子供達には
それがどういう意味のある行動なのかわかりませんでした。
気まぐれで真似をする者がいれば
馬鹿にする者も居ました
まだ今日は
ほとんどの北の子供達は暖かいコートを着て
南の神様は自分の子供達を食べていたのです
どうにかして
一番たくさんの人が
一番幸せになれる
その方法を探しながら。

