【続】天国に近い場所

しばらくすると龍美は私の唇から離れ、私を見つめるとニッと笑う。




「続きは帰ってから」

「!」


そして勢いよく玄関を開け、





「いってきます」


と、笑顔で手を振り、仕事へ出掛けて行った。






「い、いってらっしゃい」


玄関でドキドキしながら一人取り残された私は、

玄関の鍵を閉めながら、小声で一言そう言う。





今日は、朝からドキドキしっぱなしな気がする(汗)



一度深呼吸をしたあと、キッチンに戻って洗いものの続き…