【続】天国に近い場所

まだぶつぶつ言いながら、玄関で靴を履き出す龍美。




「志乃。戸締まりちゃんとしろよ?誰か来ても開けなくていいから…」


龍美は靴を履きながら、心配そうに私を見つめる。




「大丈夫だよ(汗)心配し過ぎだって……」

「夕飯の買い物、俺が帰って来てから一緒に行こうか?」


靴を履いた龍美は立ち上がり、私を更に心配そうに見ている。





「平気だよ……スーパー近くにあるんだし、一人で行けるよ」

「何かあったら、すぐ連絡しろよ?」


私の頭を撫でる龍美。