【続】天国に近い場所

健ちゃんも私たちの空気を察したのか、私の膝の上でおとなしくしていた。




そして・・龍美は一度深呼吸しあと、静かに口を開いた。



龍美はいつもよりずっと低い声で、ゆっくりゆっくり‥

お姉ちゃん達にわかりやすいように、あの世界の話をした。



途中で涙が出た‥




辰夫おじいちゃんのことや、

私と龍美が出会ったこと、

夏莉たちとあの世界で過ごした時間を、思い出したから・・・


私には‥

あの世界は眩しかったから‥




涙を流す私に気付き、健ちゃんが心配そうに涙を拭いてくれた。