【続】天国に近い場所

「‥大丈夫だよ。あんまり思い詰めないで♪」


夏莉は私の肩をポンと叩き、ニコッと笑った…

私は「うん」と言って、夏莉に笑顔を返した。





夏莉と正樹さんにも、健ちゃんのことを話した…

二人はちょっとびっくりしてたけど、すぐに優しくほほえんで


「それが1番いいよ」

と、言ってくれた…






「志乃〜」




お姉ちゃんがこっちを見ながら、ぶんぶんと手を振っている。



今日は卒業式だから、お姉ちゃん仕事休んで来てくれたんだけど…